第3回教材展示会(平成20年度)

教科

教材名

発達段階 等

内容 等

国語      
  バリバリ 肢体不自由、視覚障害 目でしっかり見て、輪っかを指で引っ張りマジックテープを剥がす。
  音の出るBOX 肢体不自由、視覚障害 箱の中に音の出る物を置き穴に入ったら音を出る様にし、目で見て操作しリーチの範囲を広げる。
  ふーふーロード 口型模倣の段階から内発音の獲得音声模倣 スタート地点に置いたピンポン球をゴールに向けて吹く。
  お返事キッズ 呼名に対し、何らかの反応を示すようになった頃 ペープサートの見本をつかって、呼名の返事や挙手ができるようにする。
  あおむしくんのBOX 絵本の内容を楽しみながら聞くことができる頃 あおむしに食べ物を食べさせることを通して、お話をより楽しむ。
  ぞうさんのおおかぜさんぽ紙芝居 笑顔で交流が育つ時期模倣・指さしを獲得する時期 紙芝居を読み聞かせ、繰り返しの言葉の発声を促したり、動物の動きを教師と一緒に模倣する。
  ペープサート紙芝居「3匹の子ぶた」 見て聞いて、理解できる段階〜平仮名が書ける、読める段階 ペープサートにより興味関心を深める。
  虹の贈り物 ストーリーの展開が理解できる。色別できる。名前がわかる。 仕掛けのある紙芝居を使って生徒自身にも操作させる。仕掛け付き視覚教材
  あの山越えてどこ行くの 模倣・指さしを獲得する時期 絵本を見聞きしてあらすじを理解したり、あらすじに沿って模型を選んだりやりとりしたりする。
  動画紙芝居 文字は読めなくても視覚優位で絵や写真の理解はある程度ある。 自分たちが登場する動画紙芝居を見ることで、自分が期待されている動きや話の流れを理解させる。
  食べ物カードマッチング 新しい物に興味をもちはじめる。 食べ物カードを使って絵柄を見て選ばせる。その後文字やイラストをヒントにしていく。
  不思議な贈り物 高等部で言えばAからBグループ程度 穴の空いた箱に手を入れ感触を頼りに何かを言い当てる。後で、名前や文字で各学習をする。
  平仮名構成線マッチング 平仮名学習の初期 構成線を意識しながらマッチングをする。
  平仮名・片仮名かるた 高等部一年Bグループ かるた形式で教師が読み上げたものを生徒がとる。じじぬき。神経衰弱。坊主めくり。
  文章構成カード 三語文の理解ができる段階から可逆事態の理解ができる段階 平仮名や片仮名の単語カードを使用して、三語連鎖文で表現する。
  だれなに練習帳 文字と言葉を獲得する時期 絵を見て情景をできるだけ詳しく文で表現させる。助詞の使い方でも有効。
       
算数・数学      
  猛獣ボウリング 笑顔で交流が育つ時期、感覚を通して関わりを広げる時期、操作をするこを通して数や量を認識する時期 ボウリングの倒れる音を楽しんだり、ゲームの流れを見て理解したり、1対1対応したりする。
  トーマス積木パズル 操作することを通して数や量を認識する時期 穴の空いた積み木を棒にさして重ねてトーマスの絵を完成させる。
  カラーキャップ 操作することを通して数や量を認識する時期 2色のカラーキャップを使って、色の弁別、1対1対応をする。
  5色の玉(色弁別セット) 操作することを通して数や量を認識する時期 色のついた筒にカラーボールの色を弁別しながら入れていく。
  型はめ 形・色に興味を持ち始めた頃 丸や三角の型はめ
  数えカード 数や量の概念を形成する時期 絵カードを見て指さしで数をかぞえ、1〜5の数字カードから一致する物を選び絵カードに貼る。
  マトリックス 形を判別できる。3つまでの数を見ただけで読み取れる。 表の縦枠に形を、横枠に数字を示し生徒が対応するカードを並べていく。
  計算機を使ってみよう! 計算機に触れたことがあり、ボタンを押す機械ということは理解できているが、計算することを意識して計算機を利用することは難しい。 値段の付いた商品カードをつかい計算機で合計させる。
  クッキー作りのレシピ デジタルの数字が読める 料理の手順書に示された量をデジタルはかりを使って計量する
       
音楽      
  ちょこちょこカタツムリ ふれあい遊びを楽しむ段階 カタツムリの手袋人形でくすぐり遊び等を行う。
  太鼓練習曲 中3学年 曲を聴きながら太鼓を打ち鳴らすこと始点終点を感じる。
       
図工美術      
  描画指導用図案 スクリブルの段階からファンファーレ程度まで グルーガンの立体的な輪郭線によりはみ出さずに彩色に意識を向けさせる。
       
進路      
  課題別進路学習ノート 高1課題別学習グループ 進路学習テーマ「自分について知ろう」について、課題別に自分のノートを作っていく。
       
体育      
  マット、ここにタッチ! マット運動において、自閉症等でボディーイメージがつかみにくい児童 前転で足の位置、手を着く位置、体を丸めるなどを視覚支援により一人で回れるようになる。
       
作業      
  SPF材で作る本立て 中学部〜高等部 木工作業の過程の中で鋸引き、ペーパーがけ、金槌の基本的な扱いになれる。
       
生単・総合      
  生単視覚支援小物3点 自閉症児等で、数字や上下で順番が意識できる。 活動の流れを順番に並べた表や手帳を使い活動ごとにシールを貼って今していることを意識させたり、全体の流れを掴めるようにする。
  調理カード マッチングをする段階 調理の用具材料や手順の見通しを持たせる視覚支援
  クイズ大会 中2学年 パワーポイントによるクイズ大会
       
日常生活の指導      
  特殊椅子 児童椅子に座ることはできるが、正しい姿勢で継続して座ることが難しくなってきたとき 児童にあった椅子の改造
  うがい受け升くん 総合発達年齢1歳8ヶ月 小さな的を用意し、うがいの水をその中にはき出すことで前屈みの姿勢でできるようにする。
  コンパクト着替え室 着替えを自分で集中を切らずすることが難しい児童 段ボールでつくった着替え室。着替え以外にも国算個別にも使用している。
  手順表 着脱などがほぼ自分でできる生徒 衣服のたたみ方や掃き掃除、拭き掃除のための手順表
       
遊び      
  ドアの向こうは誰? 様々な物に興味をもっているが、自分本来の楽しみ方になり易い。 物語の流れを記憶し、カード選択をする。
  ジュースボウリング 玉を転がす投げる蹴るなどのやり方でピンを回転させボウリングが楽しめる。 文化祭の店だしのゲーム
       
自立活動      
  レバー式スイッチ 肢体不自由等で細かな動きが難しい児童 大きなレバーを握り引くことでスイッチをONできるようにした。
  LCC 目と手の協応が課題の生徒 ゴムの張力でゴキブリを動かしそれを大きな手袋でキャッチする。
  ねじ回し 手指の力が弱く、ペットボトルの蓋などの開け閉めができにくい生徒 大きめの木ねじを外すことで手指の巧緻性を高める。
  のみこみにくいぺぐさし 操作することを通して数や量を認識する時期 ペグさしをすることで手指の巧緻性やスピード正確さを養う。
  ペグさし 操作することを通して数や量を認識する時期 数字に対応するかずのペグを穴にさし手指の操作性を高める。