ホーム特別支援学校だより
平成19年1月25日
広島市立広島特別支援学校 嶽野壽正

謹賀新年

 新しい年が明けて早くも二月が間近となってしまいましたが、本年初めてのおたよりでもあり、改めて、皆様方には健やかな新春をお迎えのことと心からお喜び申し上げます。 昨年は本校教育活動の様々なことがらに深いご理解とご支援を賜り誠にありがとうございました。昨年度に増して教職員一同、子どもたちの成長・発達のために全力で取り組む所存ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

3学期の主な行事

 いにしえより、「1月はいぬる」「2月は逃げる」「3月は去る」と言われています。このように、一年間の総仕上げとなる3学期は日々慌ただしく、瞬く間に過ぎていってしまいます。そうしたなかにあっても将来を見通しながら、「今を大切に」の思いを胸に、日々取り組んで参りたいと思います。さて、今学期の主な行事として次のものがあり、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

○ 入学調査
 高等部 : 2月 6 日(水):(中3高等部生徒は休業日)
 小中学部 2月20 日(水)

○ 卒 業 式 :
 高等部 : 3月 7 日(金)
 小中学部: 14 日(金):

○ 終 了 式 3月19 日(水)
 [※ 参考: 始業式:4月7日(月)]

 このほか、2/8〜10 に本校・作業所共同との展示会(会場:アステールプラザ)、2/12 に高等部生徒と基町高等学校器楽部生徒との交流(感動体験事業)、2/24 には広島交響楽団とのジョイントコンサート、他にも小学部2 年生の国際
交流学習、各学年での校外学習等々さまざまな行事が計画されています。それぞれについて、随時お知らせをしますのでご承知おきください。

来年度の児童生徒数

 今月の運営委員会だよりでもご紹介しましたように、高等部新入生については61 名の願書を受け付けました。例年、入学辞退者が数名あることや、小・中学部の新・転入生の変動があることから未確定ですが、本年度よりも十数名増加し、270 名前後となる見込みです。これに伴うスクールバスの増便や教室の確保等についてはすでに教育委員会と連携して準備を進めています。現在本校で学ぶ子ども達に加えて、本校教育への希望と期待を胸に転入学してくる子ども達のためにも最善の教育環境となるよう整備に努めているところですが、課題山積で懸案の本校移転開校が一日も早く
実現されることを強く願っているところです。


「教育課程」の基準の改訂

  学校の教育計画・実践・評価の基準である「学習指導要領」が各種の審議を経て、3月末迄には改訂・告示されることとなりました。
○ 特別支援学校関係では、「自立活動」の指導内容に、重度・重複化、自閉症、LD、ADHD等の多様な障害に応じた指導の充実や指導内容に「人間関係の形成」が追加、高等部では職業教育を一層すすめる観点から、福祉に関する
基礎・基本を学ぶ専門教科として「福祉」が加えられることとなりました。また、小・中学校と同様に授業時数が週あたり1単位時間(小:45 分間、中:50 分間)増となることも決定しています。
○ 新年度(平成20 年度)中に、「学習指導要領」の内容について周知が図られ、平成21、22 年度の移行期間中にも、授業時数の取扱いや特別活動(学校行事など)など可能な事項は直ちに実施される見込みです。
○ こうした全国的な動向と併せて、広島市の小中学校では、全校が二学期制への移行をすすめるとともに、「広島型カリキュラム」の導入により、言語・数理運用や小学校に英語等の指導の導入・充実、一部学年で35 人学級が実現さ
れるなど大きく変動していくこととなっています。
[※ 二学期制: 本校は、条例に基づいて来年度も3学期制を継続します。]
○ 本校にあっても、国や本市の動向に注目し、より充実した教育活動が展開されるよう検討を重ね、一つ一つ教育活動全般に渡って改善・充実を図って参りたいと考えています。