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平成18年1月18日
広島市立広島養護学校 嶽野壽正

あけましておめでとうございます

皆様方には健やかな新春をお迎えのことと心からお喜び申し上げます。
昨年は、様々なご協力とご支援を賜り誠にありがとうございました。本年も保護者の
皆様方との一層の意思疎通に努めてまいりたいと思います。引き続きご理解、ご協力を
賜りますようよろしくお願い申し上げます。


来年度の推計について

1月5日(木)〜11日(水)までが本校高等部の入学願書受け付け期間でした。来年度の高等部一年生、47名の願書を受け付けました。現段階では、小学部一年生が10名前後、中学部一年生が20名前後の入学者数を予定しております。入学者数がはっきりとするのはまだ数日かかります。
ただ、現在の生徒数より10名前後の増加が見込まれそうです。学校としましては、来年度の生徒増に向けての対応を考えなくてはいけません。今のところ教室の不足分として、プレハブによる仮設教室を二教室分設置する予定です。また、食堂の一部を拡充することも考えているところです。


今後の特別支援教育について

 今月召集の通常国会で文部科学省が学校教育法改正案を提出します。それによりますと、19年度をめどに、小中学校の特殊学級が「特別支援学級」と名称を変えて存続します。LD,AD/HDなどについても適切な指導が受けられる仕組みをつくるようになっています。また、障害ごとに分かれている盲・ろう・養護学校を、複数の障害に対応する「特別支援学校」に改めます。
 この法改正により、1947年の同法制定以来60年近く使われてきた「特殊教育」の用語は法令から姿を消すこととなります。今後は障害のある子どもの自立や社会参加への取り組みを支える「特別支援教育」として名実ともに転換することとなります。


アンケートの結果について

昨年は、運動会・体育祭、文化祭のアンケートへのご協力ありがとうございました。各項目を4段階で評価していただきました。4段階を4点・3点・2点・1点として評価点を出しました。  
運動会・体育祭では小学部が3.5点、中学部が3.7点、高等部が3.4点、また文化祭は、3.7点という評価をいただきました。
 また、忌憚のないご意見ご感想を多数いただき誠にありがとうございました。中には、保護者席から演技が見えにくいとか、学校が迷路のようでわかりにくかった等のご指摘もあり、今後のより充実した取り組みにつなげるうえで大いに参考となります。このようなアンケートは今後の学校改善につながるとともに、教職員にとりましても大きな励みともなります。


新設校に向けて

 昨年の10月に広島市教育委員会より「広島養護学校を障害のある児童生徒の自立や社会参加に向けた主体的な取り組みを支援するという視点に立ち、児童生徒一人一人の教育的ニーズを把握し、そのもてる力を高め、生活や学習上の困難を改善または克服するため、適切な指導や必要な支援を行う養護学校として建て替える」という基本構想が示されました。目指す学校像として@総合型の養護学校 A都市型の養護学校 Bセンター的役割を担う養護学校 C地域に開かれた養護学校 の4点があげられています。計画としましては、18年度が基本設計、19年度が実施設計、20・21年度が建築工事、そして22年度の4月開校を目指しています。
 来年度になると、基本設計に向けて教職員の意見や考えをまとめるとともに、保護者のみなさまからも引き続きご意見をいただくこともあろうかと思います。是非、夢のある学校が実現するよう叡知を結集したいものです。